〜あれから、いくつもの思いを重ねて。心より平穏を、小さな灯りを灯せますよう〜

短歌や詩、日々の可笑しみ

モノクローム文芸館

駆け足で 追いかけたのは 夏の雨 俺はあなたに 消えてしまえよ




スポンサーサイト
テーマ : 短歌    ジャンル : 小説・文学
  1. 短歌
  2. / trackback:0
  3. / comment:0
  4. [ edit ]

さえずりに 漏れる光が 凛として 過去をねぎらう ぎこちない影



テーマ : 短歌    ジャンル : 小説・文学
  1. 短歌
  2. / trackback:0
  3. / comment:0
  4. [ edit ]

ギタンギタン。シュー。ギタン。ゴトスカ。ヒュー。

町外れの薄焼けた踏切を三両の列車が通り過ぎた。踏切が渇いた音を立てて持ち上がると、小松良平はいかにもダルそうに歩き出した。営業マン風の男が、足早に過ぎ去った。お洒落なウーマンが速やかに行き過ぎた。

良平は、手紙をしたためていた。誠実な恋文を郵便局に持っていく所だった。
ポストではなく。郵便局へ。誠実に。

だが、お洒落なウーマンはあまりにお洒落だった。良平は、あまりに誠実だった。
そして、見とれていたせいか手紙を踏切に落としてしまった。うっかりしていた。うっとりしていた。ミニチュアダックスフンドを散歩中の老紳士が心なしか微笑んで横切っていった。ハンチング帽が推理小説みたいで、良平は心昂ってきた。

気が付くと、お洒落なウーマンを振り返っていた。アンニュイなゆるいウェーブパーマが渇いた日射しに踊っているようだった。それを見たとたん誠実じゃなくなってしまった手紙は、そのまま踏切に預ける事にした。受け取りにくるのが、誠実さってもんだろう。そう誓いながら。

そんなウーマンの後ろ姿に、二秒半見とれた後。三メートル後ろを忍び足。素敵な人には、誠実な男がよく似合う。誠実に距離を保ちながら、誠実に襟を正し、歩を進めていった。

フレアスカートは、ライトグリーンの初恋の色。まるで出会いは図書館の中。偶然、触れた右手と左手。お洒落なウーマンには、洋書がよく似合う。英語が話せない事は、最初に誠実に断っておこう。良平は、引け目を感じないように、日射しに瞳を細めた。

良平は、運命を信じなかった。占いとかは、、好きだった。今日の運勢は、星三つ。いいか悪いかは、心がけ次第。誠実一路。こんな出会いは、日々の行いの良さが導いたものだろう。誠実に、また後ろからついていく事にした。

ところがどっこい。お洒落なウーマンは、こんなにお洒落なのにもかかわらず寄り道もせず、アパートまで来てしまった。鍵を開けていたから、自宅だろう。推測予測。憶測蛇足。ここは誠実に、ドアをノックして全てを打ち明けるか。いや、むしろ誠実にドアの前で再びの外出を待つか。うむ、やはり打ち明ける方が誠実だろう。

良平は、誠実にチャイムを鳴らした。ピーンポーンパーン。誠実な音色が響き渡った。我ながらなかなか誠実だな。

「はーい。」

お洒落な声だなぁ。さすがお洒落なウーマンだ。
ゆっくりドアが開かれた。。。





エンジのジャージでお出迎え。お、洒落な、、





良平は、思った。誠実に。





なんてお洒落なウーマンなんだ、、やっぱりお洒落だ、、



テーマ : ショートショート    ジャンル : 小説・文学
  1. 物語
  2. / trackback:0
  3. / comment:4
  4. [ edit ]

風は何故

何を探しているのだろう


夜は何故

どこへ向かっているのだろう



二つの星が


近付く時も

離れる時も


闇雲に

不埒な程に

感傷的に


包み込むような

幾千の星達



流れ星にかける願いは


恋の再燃でも

恋の成就でも

恋の交錯でもなく



ただ夏の日の思い出



明日になれば

ここに風が吹く


明日になれば

ここに夜が来る



何故

吹き抜けるのだろう



右腕に感じるのは何だろう



肌をかすめるのは何だろう




さみしさは夏だった

ただ肌色の夏だった




夏はそよ風のために在った



テーマ : BL小説    ジャンル : 小説・文学
  1. / trackback:0
  2. / comment:0
  3. [ edit ]

仮初めの 情事などなら いざ知らず 恋を閉ざして むしろ開けり



テーマ : 短歌    ジャンル : 小説・文学
  1. 短歌
  2. / trackback:0
  3. / comment:0
  4. [ edit ]

一枚の 破いて捨てた 言の葉は 出会いと別れ 由縁の象徴



テーマ : 短歌    ジャンル : 小説・文学
  1. 短歌
  2. / trackback:0
  3. / comment:2
  4. [ edit ]

杜若 さみしさ然り 咲き忍び 離れて咲いた 二輪の契り



テーマ : 短歌    ジャンル : 小説・文学
  1. 短歌
  2. / trackback:0
  3. / comment:0
  4. [ edit ]

透き通る やましさの上 過ぎてゆく 日々の意味性 涙の価値性




テーマ : 短歌    ジャンル : 小説・文学
  1. 短歌
  2. / trackback:0
  3. / comment:0
  4. [ edit ]

くり返し 分かっていても くり返す ゼロコンマ一秒 あなたの目元



テーマ : 短歌    ジャンル : 小説・文学
  1. 短歌
  2. / trackback:0
  3. / comment:0
  4. [ edit ]

しかしまた いつもこうなる どうせなる 感情吐露と 冷淡無着



テーマ : 短歌    ジャンル : 小説・文学
  1. 短歌
  2. / trackback:0
  3. / comment:0
  4. [ edit ]

長袖の シャツで暑さを 誤魔化して あぁ何だろう 涼しくなった



テーマ : 短歌    ジャンル : 小説・文学
  1. 短歌
  2. / trackback:0
  3. / comment:0
  4. [ edit ]

キラキラと 香り芳し 夜闇の 三等星と 数多の不安



テーマ : 短歌    ジャンル : 小説・文学
  1. 短歌
  2. / trackback:0
  3. / comment:0
  4. [ edit ]

NEW ENTRY  | BLOG TOP |  OLD ENTRY

プロフィール

モノクロ

Author:モノクロ
ふとした日々の、ふとした言葉。「モノクローム文芸館」です。


・ご意見ご感想もお待ちして居ります。
~モノクロ書簡~

月別アーカイブ

FC2カウンター

放射線量計

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

« 2007 06  »
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30