モノクローム文芸館

雨模様ふと気がつくと空の果て西から微かに薄日の兆し...

北風の吹き抜けるような冬の日に和食か洋食か訊ねたとき...

こちらのモノクロblogでは、最近はただ延々と短歌を詠んでいる。数年前までは、少しお洒落な記事なども多かったように思う。もう今は、日々に追われるだけで。ただ、日々を追いかけるだけで。あなたの風になりたくて。風になど、なれなくて。ほんの少しの優しさで、何かを紛らすことができたなら。...

このくらい冬には冬の空をみて少し薄手のシャツと木枯らし...

帰り道バックミラーに映る空いつか遠くにみた夕間暮れ...

ほらあいつだっさいよねあんなところでさ冬には優しい毛布に眠る...

このままで眼鏡のままでいいかしら朝まで夜まで見えないままで...

からころもセピアに染まる秋の日を静かに過ごせない明けの星...

夕日など暮れ入る様子やカラスにも悪意を感じるひとひらの秋...

木枯らしの4号くらいが吹く頃に君と歩いた追憶の道...

一瞬のため息のあとで斬りつけた空と君とのあいだの景色...

おはようとかければ応えるおはようと声を聞こえるいとありかたみ...