〜あれから、いくつもの思いを重ねて。心より平穏を、小さな灯りを灯せますよう〜

短歌や詩、日々の可笑しみ

モノクローム文芸館

川と星―東日本大震災に遭って―川と星―東日本大震災に遭って―
(2011/06/10)
彩瀬 まる

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この本は、東京に住む著者が、仙台へ旅行へ行っていたときに、帰り道の福島へ向かう電車の車内で、被災されたときの記録を綴ったものです。

私は、関東と東北の狭間と呼ばれる地区にて、比較的、軽度な被災をし、それでも私の地区も尋常ではない日々が続いていたことを、思い出すと共に、それより大きな苦しみを経験された方々の暮らしの一端を、少しでも垣間みることが出来、それでも、おそらく全然足りないくらいの理解しか出来てはいないと思いますし、その苦しみは未だ現実のものとして続いていることを、改めて思い出すきっかけとなる本となりました。

先日、私は約二年間継続して来たブログやHPの追悼文を、取りやめることにしました。そのことは、いつも観て下さる方は気が付いているかもしれません。

それは、私の偽善を後ろめたく思う気持ちと同時に、私の地区の暮らしに平和が戻ってしまっていることによる、もういいかな、という気持ちも含まれていたように思います。

そういったタイミングで、今回は自身の利用していたケータイ小説のサービス終了に伴い、最後に何か良い本を読みたいなぁと探していたときに、この本と出逢いました。

僅かなズレが生じただけでも、出逢うことはなかった本ですし、出逢いというのは、面白いものだぁと思っています。

この著書は、被災の記録や傷痕を伝えるというよりも、それぞれの暮らしの中で、改めて、日々を省みるような気持ちを伝えてくれる本のように私は感じました。
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テーマ : レビュー    ジャンル : 小説・文学
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