〜あれから、いくつもの思いを重ねて。心より平穏を、小さな灯りを灯せますよう〜

短歌や詩、日々の可笑しみ

モノクローム文芸館

妖怪の声がする

君は嘲笑った


怒りの声がして

優しさの声がして


人間は人間であることを恐れるように

妖怪の声をかき消した


君が後ろを振り向いたそのとき

誰かが呼んだ気がした


あたしが怒りをぶちまけたとき

妖怪の声がした


かなしそうに泣いていた


君が嘲笑ったそのとき

妖怪の俯く姿が見えた気がした


誰かが切り裂く金切り声で叫んだ

申し訳なさそうな君は


微笑んでいた


妖怪は黙って眠るような夜で

君は微笑んでいた


微笑んでいた


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