〜揺られ揺られる、日々の思いを、君へ、あなたへ〜
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2018, 05. 03 (Thu) 12:36

さすらいの月が綺麗と口にする軽はずみな赤煉瓦の路地


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2 Comments

Shy-da  

擬人化?

月と赤煉瓦の路地、とありますので、夜道の暗がりを想像します。ここまでは字面だけを読んだ時の感想です。一方、さすらいの『月』が綺麗と『口にする』という擬人化は『軽はずみな赤煉瓦の路地』に繋がると思いますが、そもそも『さすらいの月』という表現もまた、擬人化だと思いましたので、意志を持たない何がしかに作者の意見を代弁させている…と邪推いたしております。夜空に浮かぶ月が路地を照らし、『綺麗』という軽はずみにも捉われるような言葉を口にした、或いは命あるもののように、そういった意図を持って発言したのだろう、と解釈いたしました。

2018/05/04 (Fri) 15:36 | REPLY |   

モノクロ  

Re: 擬人化?

> Shy-daさん

細かな推察、ありがとうございます。
普段は、あまり作者の口から、作品の狙いを語ることは、面白くないなと思っているのですが、詳細に推察していただいたので、あえて、僕自身の狙いを僕の口から話させていただきます。

まず「月が綺麗」これは、いわゆる「愛の告白」です。
お互いがお互いを思う男女というのは、言葉を選ぶあまり、沈黙になってしまうことがあります。
月が綺麗な夜に、お互いを思い合う二人が、言葉を選んで、探して、そしてふと口にした言葉が、「今夜も、月が綺麗ですね」という言葉だとしたら、それは、「私はあなたのことが、好きなんです」そういう意味の言葉になるだろう。
そういう話があります。
それは、今では、テレビなどでも使用されるほど、分かりやすい比喩法のひとつです。
解釈については、僕なりの説明をわかりやすく入れてみたつもりです。

そんな「月が綺麗」という「愛の告白」を、夜の赤煉瓦の路地なんかで、軽はずみに口にしてしまうさすらいの人、それは私かもしれないし、あなたかもしれない。

だけど、それを否定することも、肯定することもなく眺めている、それもまたいいものですね。月の綺麗な夜ですしね。

そういう思いを、短歌という三十一文字に込めた作品でした。

2018/05/04 (Fri) 23:54 | REPLY |   

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